ハイドロフォーム 試作・第1話
ハイドロフォーム 試作1
(2005.8.14)
 試作が完成し、8月14日に、初飛行。しかし、地面を数メートル滑走して止まってしまう。飛び上がる気配もない。パワー不足らしい、プロペラを大きくして、再度滑走してみたが、飛び上がる気配もない。その動画
 では、手投げを試みることにした。しかし、助手から「モーターを回すと機体が前のめりになる」とのこと、手投げを中止して、マウントを削ってアップスラストをつける。再び手投げを試みる、やはりモーターを回すと機体が前のめりになる現象がでるので、手投げを中止し、またマウントを削ってアップスラストをつける。この作業を数回繰り返し、13度位まで、アップスラストがついた。
 しかし、モーターマウントを削りすぎたために、モーターのパワーで、マウントがねじ切れてしまい、この日は飛行までに至らず残念だった。
ハイドロフォーム
ハイドロフォーム 試作・第2話
ハイドロフォーム 試作2
(2005.8.18)
 前回の失敗の原因を探ってみた。
1つは、パワー不足。もう1つは、アップスラストである。
 まず、パワー不足の対策として、リポを2Sから3Sにして、パワーを計測してみた。400gの推力で、8.5Aの消費電流である。機体の重さが350gなので、ホバーリングもできるかも。(^^)V解決!
 もう1つは、アップスラストの件は、前回に13度までつけたので、アップスラスト13度のモーターマウントを、新しく作り装着した。
 次の日曜日が待ちきれず、8月18日の夕方に、飛行場へ来てみたものの・・・かなり風が強い・・・。
 パワーもあるし大丈夫と自分に言い聞かせ、滑走路に機体を置く。パワーオン、3メートルほどの滑走で、空に舞い上がり、飛行機と同じように飛んでくれた。成功である。
 しかし、強風の為か、フライトインプレッションまで分からなかったのが残念だった。 
ハイドロフォーム
ハイドロフォーム 試作・第3話
ハイドロフォーム 試作3
(2005.8.21)
 8月21日の飛行場は風は穏やかで、今日ならば、前回は強風で分からなかったフライトインプレッションをつかめるのではとワクワクである。
 滑走路に機体を置き、滑走、前回と同じように3メートルほどで、空に舞い上がった。しかし、機体が安定しない。頭上げがきつく、横安定も悪い、前回の強風の中で飛ばしたのと同じ状態である。その動画
 どうやら、アップスラストの付け過ぎと、機体の幅がせまいのが、原因と予測する。
ハイドロフォーム
ハイドロフォーム 試作・第4話
ハイドロフォーム 試作4
(2005.8.28)
 前回の飛行で、頭上げがきつかったので、アップスラストを5度にしたモーターマウントを装着し直した。なお、ボデーの補強にカーボンロービング+エポキシも施した。
 8月28日の飛行場は穏やかで、絶好のハイドロフォーム日和です。
今日のフライトインプレッションは、やや頭上げをするが、縦の安定は改善してきている。横安定は、以前悪いが、機体の横幅がせまいのが原因ではなく、プロペラの反動トルクで機体がねじられるらしく、トリムで修正できた。上記の点は、スロットルを中スローにすることでも改善できたので、クラブ員が、代わる代わる飛行を楽しんだ。かなり機体も傷んだが、テープ修理が効くのも良い点かも。その動画
ハイドロフォーム
ハイドロフォーム 試作・第5話
ハイドロフォーム 試作5
(2005.9.4)
 前回の飛行で傷んだ機体を補修し、アップスラスト3度・サイドスラスト2度に、プロペラをAPC8X4Eに変更した。9月4日の午後、飛行場も穏やかである。改良を進めてきて、自信がついてきたせいか、小技をやってみた。ロールやローパスなどは軽々できる。その動画
 この編で、ボディをつけて、試作機を卒業してもよいと思う。尚、プロペラは、滑走時に地面にあたるのが気になるので、ユニオンの180cmに戻した。APC8X4Eとの大きな違いは感じられなかった。
 次号に、諸仕様を掲載したいと思います。
ハイドロフォーム
ハイドロフォーム 試作(完成)・第6話
ハイドロフォーム 完成
(2005.9.11)
 ボティ&ディカールを施した。9月11日の飛行場は、ほぼ無風のうす曇である。早速、飛ばして見る。その動画 なぜか、アップ癖が出て飛ばしずらい、やはり、ボティ&ディカールの影響があるのだろうか?。試しに、重心を前にするためにリアウイングに貼ったディカールをはがして見た。あまり重心移動していないようだが、また飛ばして見る。これが、以外や以外、すっかりアップ癖がなくなり飛ばしやすい機体になった。思いのほか重心が微妙の様だ。
 さて、第6話にて完結話としてハイドロフォームの完成とします。第5話まで、試行錯誤を重ねてきて、仕様数値等が揃ったので、今回は、仕様数値を公開したいと思います。
ハイドロフォーム メカ ハイドロフォーム リンケージ
 サーボ・リポ・アンプ・レシーバーとも両面テープで固定しました。 ホーンは、バルサをグラス+エポキシでサンドしたもので自作しました。上下のエレベータや左右のラダーをつなぐリンケージは、ロットの両端にヒシチューブを接着してから収縮させて、接着剤で固定しました。強度的にも十分で機能しています。 ヒンジは、ヒンジテープを使用しましたが、ただ貼っただけでは、1週間位ではがれてきましたので、アイロンを熱を加えておきました。1ヶ月近く経ちますが、まだはがれてこないので、アイロンは有効と思います。

ハイドロフォーム
新しい記事です設計図:
JW-CAD V3.51c jwcad351.dxf (261KB)
JW-CAD V4.10a jwcad410.dxf (323KB)
AutoCAD auotcad.dxf (394KB)
AutoCAD auotcad.dwg (142KB)
(以前に掲載していたDXFファイルが開けないと、ご連絡をいただき、ご連絡いただいた方から、標準形式のファイルの提供がありましたので、改めて掲載いたしました。ご連絡に感謝いたします。05.10.10)
全長: 666mm
全幅: 415mm
全高: 210mm
総全備重量: 382g
ボディ: 3mm厚 スチレンペーパー
サイドスラスト: 3度
アップスラスト: 3度
モーター: Powers Himax HC2808 980kv
プロペラ: ユニオン 180cm
推力: 400g 8600回転 8.5A
アンプ: K&S KSJ1578 SC15A−M12V
バッテリー: K&S リポ3セル11.1V 1320mAh 
サーボ: WAYPOINT W060 6g 0.11sec 0.8kg
レシーバー: JETI REX5plus 5ch

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