シャレー翼の修理
シャレー翼の修理その1
1.シャレー翼の修理に挑戦した。試行錯誤が参考になれば幸いです。
機体は、スロープ機のBARDです。立木に激突し、前縁部がつぶれたが、幸いにもセンタースパーが無傷であったので、グラスシートで元の翼を再現することにしました。
シャレー翼の修理その2−1 シャレー翼の修理その2−2
2.つぶれた個所を、切り取ります。
シャレー翼の修理その3
3.翼の内側に、グラスシート+カーボンロービングを貼り付けることにしました。
シャレー翼の修理その4−1 シャレー翼の修理その4−2
4.翼上面の切り口に添って両面テープを貼り、その上から、ポリエチレン袋を切り開いて作ったシートを貼り付ける。これで、グラスシートを固めるエポキシレジンが翼上面に廻り込みを防ぎ、後で切り口の境をきれいに仕上げられる。
 ポリエチレンシートの上から、バルサ棒を両面テープで貼り付ける。これで、内側に貼り付けたグラスシートが、翼型に近付いた形になることを期待します。
シャレー翼の修理その5
5.裏返すと、こんな感じです。
 それと、注意して観てほしいのは、前縁にフレキシブルパイプが青いテープで固定しているのが分かりますか。これで、前縁の微妙なカーブを再現できます。
シャレー翼の修理その6
6.いよいよ、グラスシートとカーポンロービングを貼り付けるわけですが、ここでも、ポリエチレンの袋を利用します。ポリエチレンの袋を開いたシートを2枚用意します。他は、グラスシートを2枚とカーポンロービング3本用意しました。
 平らな板の上にポリエチレンシートを敷きます。その上にグラスシートを1枚を敷き、カーボンロービングを3本並べます。そして、その上にグラスシートを載せて、エポシキレジンを垂らします。その上からポリエチレンシートをかぶせ、ローラで、エポキシレジンを均等に伸ばし、グラスシートとカーポンロービングに充分染み込ませ、余分なエポキシレジンは、ローラで除きます。こうすることで、軽量化と、ポリエチレンシートごと鋏で必要な形に切ることが出来ます。
 あとは、外側になる片面のポリエチレンシートをはがし、翼の中に敷き込めばよいのです。その後に内側のポリエチレンシートを剥がします。
7.翼の下面も、上記4から同じ手順でグラスシートとカーボンロービングを張り込みます。
シャレー翼の修理その8−1 シャレー翼の修理その8−2
シャレー翼の修理その8−3
8.マイクロバルーンとクラスシートを細かく切り刻んだものを、エホキシレジンに混ぜてパテをつくり、翼面を形成できるように塗りました。
シャレー翼の修理その9−1 シャレー翼の修理その9−2
9.パテ硬化後に、翼型を考慮しながら、パテを削ります。かなり硬いので、サンダーも使いました。
整形後に軽量しましたら、約15gのUpでした。翼端に5gのおもりをつけて、左右の翼がつり合いました。合計20gの重量Upですが、重いと思うのか、軽く出来たと思うのかは、読者におまかせします。
シャレー翼の修理その10−1
シャレー翼の修理その10−2
10.あとは、サーフェイサーで仕上げて、塗装すれば完了です。 v(^^)/

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