インシデンスメーター
PICインシデンスメーター
PICインシデンスメーター上面 PICインシデンスメーター下面

 PICと3軸加速度センサを組み合わせて、下記の機能を組み込んでインシデンスメーターを製作しました。

 1.3軸の角度が測定できること

 2.ゼロリセットが出来て角度が読みやすい様にすること

 3.主翼・尾翼の取り付け角の測定ができること

 4.舵角の測定ができること

 5.上反角も測定ができること

 6.電源にボタン電池を使用してコンパクト軽量にすること


PICインシデンスメーター基板

使用説明

 ・3軸の角度が測定できます。しかし、使用した3軸加速度センサは、+−5%の感度誤差がありますので、測定値は、あくまで目安としてください。 なお、X・Y・Z軸はあくまで3軸加速度センサに対してで、液晶画面に対してではありませんので、勘違いしないようにしてください。

 ・なお、分解能が低いために、0度から+−37度付近までは、0.3度間隔ですが、角度の絶対値が大きくなるにつれて間隔が大きくなります。

 ・ゼロリセットは、ボタンを押して、離して0.6秒後に、ゼロリセットされます。ゼロリセットされる範囲は、0度から+−37度付近までですが、できるだけ小さい角度でゼロリセットを使用された方が、計測誤差を少なくすることができます。

 ・3軸で使用される場合は、]軸・Y軸でゼロリセットし、三角定規等で90度傾けてZ軸をゼロリセットしてお使いください。

 ・著者は、Z軸の活用が見当たらないのですが、工夫すると、ほかにもいろいろと使い道があるかと思います。正確な角度は測れませんが、利用価値は充分あると思います。どうぞご活用ください。


PICインシデンスメーターの使用部品

部品表
PIC : PIC12F683 1本
3軸加速度センサ : KXM52−1050 1本
I2c LCD : ACM1602NI−FLW−FBW 1本
ツェナダイオード : HZ4B−3 (4V0.5W) 1本
コンデンサー : 0.1μF(104) 1本
コンデンサー : 10μF 1本
抵抗 : 100Ω 1本
抵抗 : 1KΩ 3本
抵抗 : 4.7KΩ 2本
抵抗 : 10KΩ 2本
半固定抵抗 : 10KΩ 1本
その他 : スイッチ等  1式

回路図
PICインシデンスメーターの回路図

PICインシデンスメーターの部品配置図

ソース angle_view.c
HEX angle_view.hex
ソースとHEXを圧縮 angle_view.zip

使用例
主翼と水平尾翼の取り付け角度の測定
インシデンスメーターを主翼にセット
インシデンスメーターをゼロリセット
インシデンスメーターを尾翼に移動して計測

下面がフラットの主翼と水平尾翼の取り付け角度の測定
機体を裏返しインシデンスメーターをのせてゼロリセット
インシデンスメーターを尾翼にのせて計測

舵角の測定
中立時にインシデンスメーターをゼロリセット舵を動かして測定

上反角の測定
インシデンスメーターを片方の翼のせてゼロリセット
インシデンスメーターをもう片方の翼のせて測定

製作補足

 この「インシデンスメーター」のソフト開発は、Microchip社のフリーソフト MPLAB ver8.66、 HI−TECH社のフリーソフト PICC−Lite ver9.83を使用しました。IDEのver8からライブラリに変更があり対応しましたが、C言語に不慣れな筆者が製作したものです。不具合等もあるかもしれませんので、ご使用ご利用に際しては自己責任にてお願い致します。なお、C言語やPIC等の詳しい説明は、専門書や関連サイトにおまかせして控えさせていただきます。


(13.03.29)
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